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後漢剣侠列伝 第一章プロット


第一章 天賢の書


序幕 黄巾宋亥隊、平原の官軍を破る

黄巾党の活動中心地である華北。
その地盤を固めるため、 宋亥率いる一隊は
平原の城塞を襲撃に向かった。
敵城兵は手強く、雨のような弓矢を掻い潜り
ながらも信徒達は必死に攻撃を続ける。


第一幕 王堅ら薬材を求め走る

官軍との戦いで負傷した宋亥軍は平原に留まり、
隊の少年信徒である王堅達は、負傷者の治療のため
仙薬・金丹の材料を探しに走る。
猪楼山の緑王猪の肝を求め大きな猪と戦い、
名酒・陸沈を求め役所の蔵を襲い、
薬草人参・小神濃を求め密教の寺に赴く。


第二幕 幽州偵察

地公将軍・張宝の本隊到着前に
幽州襲撃の足掛かりを確保すべく
斥候隊の長・宋亥の命で王堅らが先行する。
王堅は北平へと向かい、
村の酒場で牙双党の長・沮鵠と謎の老人に出会う。
高濫は渤海へ走り、
大月氏の仏教宣教師・支雲の武術を目撃する。
延徳は代へと赴き、
黒山賊と白狼洞の戦いに巻き込まれる。

第三幕 幽州攻略戦

王堅らの持ち帰った情報により、
宋亥隊は再編成され幽州へと向かった。
再び壮絶な部隊戦のはじまりである。

第四幕 暴徒

幽州での連戦連勝に沸く宋亥隊であったが、
  その厭戦気分に踊る信徒達が暴走を始めた。
王堅らも宋亥を中心に暴徒を鎮めに出るが、
火付けや暴行を犯す狂信者は後を絶たない。
そこへ現れた謎の老人の助言により、
王堅達は暴徒を裏から手招きする人物を探すことに・・

第五幕 官軍の将・朱儁

張宝の本隊到着とともに幽州全域を
混乱に巻き込んだ黄巾賊に対して、
政府は大軍を差し向けた。
連戦連勝の宋亥隊といえども武装された官軍と
長く戦うのは容易ではなく。次第にジリ貧に立たされる。

終幕 乱の爪痕

政府軍の活躍が目覚しくなる度に、
各地で呼応したように義勇兵が立ち上がった。
大陸全域に渡る黄巾の信徒達も次々に倒れ、
太平道の乱も終息へとむかうのであった。
王堅は失意のうちに故郷へと帰るが、
そこで見たものは・・・



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