ショーナンディプロマシー ver0.8 ■ストーリー 神奈川県湘南市構想は崩壊した。 しかし、湘南の中心地を名乗るための争いは継続された。 政令指定都市横浜、古都鎌倉、軍事基地厚木、闇社会平塚、 それぞれの野望と策謀が渦巻く中、4年に渡る不毛な縄張り争いが 展開されるのであった。 ■ゲーム概要 話し合いを持ち、命令書を作成し、それを一斉に公開して それぞれの手コマ(市民団)を配置していく。 1年間2回の話し合いと2回の命令を4年分繰り返し、 時には他勢力と協力、時には他勢力を裏切り、 最終的に勝利条件達成を目指すゲームです。 基本的に手持ちのコマをどう配置するかシートに記入していく だけのゲームですが、外交パートでルールに縛られない口約束をどこまで 信用するかがキモになります。 ■プレーヤー 4勢力 ・横浜 ・鎌倉 ・厚木 ・平塚 ■マップ 21市区版 三浦、横須賀、港南、川崎、都内、横浜、戸塚、鎌倉、町田、大和、綾瀬、藤沢、 茅ヶ崎、海老名、厚木、相模原、伊勢原、平塚、秦野、小田原、山岳部 ■ゲーム終了条件 ・いずれかの勢力が11市区を占領し勝利する。 ・他3勢力が消滅し、残った1つの勢力が勝利する。 ・4年目の終了 ■ゲーム工程 春 (外交フェイズ)   ー10分間の話し合いー 夏 (行動フェイズ)   命令書作成   命令書一斉公開   市民団移動処理   抗争処理   地区所有権確認 秋 (外交フェイズ)   ー10分間の話し合いー 冬 (行動フェイズ)   命令書作成   命令書一斉公開   市民団移動処理   抗争処理   地区所有権確認    *市民団補充 以上を4年分繰り返す。 ■命令書 3種類の行動を記入できる。 ・移動(M):本拠地と道が繋がっている先ならばどこへでも移動できる。移動先の1つ前の経路も記入。 ・待機(W):自分の所有地で市民団を配置する。 ・支援(S):所有地に隣接する地区で起こると予想される他勢力の抗争を支援する。抗争が起きなければ無効となる。 文法例 M 横浜ー川崎 2コ  → 横浜経由で川崎に2市民団を移動する W 横浜 4コ     → 横浜に4市民団配置 S 藤沢 鎌倉側2コ  → 藤沢で起きると予想される抗争へ鎌倉軍側として2市民団支援に回す。 命令できる市民団の数は手持ちの数と同数。 毎年最後の処理で占領地区の数だけ市民団は補充される。 ■市民団と抗争の処理 1市民団=戦力ポイント1 とする。 同じ地区に移動した別勢力同士の市民団がいた場合に抗争が発生する。 抗争は一斉減算で処理される。 1市民vs1市民では共に消滅し引き分け。 3市民vs1市民では3市民側が2市民残り勝利する。 A1市民 vs B2市民 vs C3市民 のような複数勢力戦の場合、Cが1市民残り勝利する。 A4市民 vs B2市民 vs C1市民 vs D2市民 の場合、Aが2市民残り勝利する。 支援分の市民団は抗争処理中に優先的に消費され、抗争処理後に全て消滅する。 同じ道を進行してきた場合、道上で抗争処理をする。残った市民団が進める。 抗争処理後に残った市民団の勢力がその土地の所有権を手にする。 また、本拠地から道が繋がっていない地区に取り残された市民団は消滅する。 地区所有権の後に消滅判定をする。 年の終わりに所有地区と同数の市民団が補充される。 地区数がそのまま上限となり、市民団の数がそれを上回る事は無い。 ■外交 基本はフリートークなため何を言っても良い。 ルールによる規定は無く、強制力は一切無い。 全てが口約束となる。 ■領地所有権 行動フェイズの最後に処理される。 所有権収得の条件は ・本拠地から道が繋がっている事 ・行動フェイズ最後に市民団がその地区に存在する事 収得後は市民団を置かなくても他勢力から奪われるまで 所有権が継続する。 本拠地を奪われたプレーヤーはゲームオーバーとなり、 残った所有地全てが中立地帯となる。 2つの勢力が互いの本拠地を同時に占領した場合は両方ともゲームオーバーとなる。 ■初期配置 横浜プレーヤー: 横浜(本拠地) 川崎  2市民団 鎌倉プレーヤー: 鎌倉(本拠地)横須賀  2市民団 厚木プレーヤー: 厚木(本拠地)海老名  2市民団 平塚プレーヤー: 平塚(本拠地)秦野   2市民団 ■オフライン用追加ルール 以下のような内容のサブ勝利条件カードが配られる。 配られる段階では互いに見せてはいけない。 外交上でカミングアウトするのは可。 ・4勢力生存 ・2勢力のみ消滅 ・1勢力のみ消滅 ・本拠地以外の6地区のみ所有 4年目が経過し、誰も勝利条件が得られなかったら、 引いたカードの内容の展開になっていた者の勝利となる。