ボードゲーム・考古学戦争 ver1.2 ■ゲームの概要 2人の権威ある学者(プレーヤー)が、 自分の国の歴史的学説を唱い合い、 誇り高い文明を持つ国である事を主張するゲームです。 ■ゲーム中に使われる物の解説 【学説カード】 勝利に必要な文明ポイントを持つキーカード。 古代・中世・近世の3属性があり、 それぞれの年表に配置されていく。 【イベントカード】 学説を出すためのコストを増やしたり、 相手の邪魔をするカード。 使い方次第で逆転もありうるかも。 【動員カード】 他のカードを出すためのコストを捻出する 燃料の役割をするカード。 使用時は横に90°回し、1枚につき 1ターンに1回使用できる。次のターンが回ってきた時点で カードの向きを直し、再度使用出来る。 (カードの向きを変えるのは"使用済み"を示すものなので、 他に良い方法があればそれでも構わない) 【年表シート】 古代・中世・近世の3区切りされたシート。 ゲーム中はここに学説カードが置かれていく。 置かれた学説の文明ポイントが合計10で かつ古代・中世・近世に最低1枚カードが 置かれていれば勝利となる。 ■ルール ・準備 【学説カード】【イベントカード】【動員カード】 を裏にしてそれぞれ3つの山札として真ん中に配置。 【年表シート】をその横に敷く。 ・開始 表を見ずに、3つの山札から合計5枚になるまで カードを引く。それが開始時の手札となる。 手札の内容を確認したら、ジャンケン等で 先攻後攻を決める。 ・ゲームの流れ 1.ドローフェイズ 3つの山札からどれか1枚のカードを引き、手札に入れる。   ↓ 2.動員フェイズ 手持ちの【動員カード】を1枚場に出す事が出来る。 出せない・出さない場合は次のフェイズ。   ↓ 3.活動フェイズ 場に出されたカードよりコストを捻出し、 【学説カード】を【年表シート】へと配置する事が出来る。 また、【イベントカード】を使う事も出来る。   ↓ ターン終了し相手のターンへ。 相手のフェイズ中に使える【イベントカード】もある。(予定) ・終了条件 3つの時代それぞれに最低1つの 【学説カード】を置き、 累計文化ポイント10点に達した者が勝利。 その時点でゲーム終了。 ■カードの種類 ●動員カード 10枚 ・【発掘調査隊】8枚 場に配置し使用する事で、そのターン内に動員ポイント+1を得る ・【派遣調査隊】2枚 場に配置し使用する事で、そのターン内に動員ポイント+1を得る 配置後、使用せず山札に戻す事で、動員カード以外の好きな山札から計2枚引ける。 ●イベントカード 10枚 ・【優秀なスタッフ】 動員コスト1 (3枚) 場に配置し使用する事で、そのターン内に動員ポイント+2を得る。 配置された優秀なスタッフは動員カードとして扱う。 ・【妨害工作】 動員コスト3 (3枚) このカードを提示し、山札に戻す事により場に配置されたカードを 2枚まで山札に戻す。また、手札にある妨害工作を 提示して山札に戻す事により、相手の妨害工作を打ち消す事が出来る。 その場合の動員コストは不要。 ・【反論文】(2枚) 動員コスト3 対象の学説カードは山札へと戻される。 対象の学説カードの所有プレーヤーは、動員カード4枚を 山札に戻す事で効果を回避できる。使用後は山札へ戻す。 ・【人工衛星データ】 動員コスト0 (1枚)  配置フェイズに使用することで、そのターンに動員コスト+2。 使用後は山札へと戻される。 ・【学会】動員コスト3 (1枚) 場に配置する事で、お互いの手札をオープンにしてゲーム進行を行う。 配置後に使用することによって、そのターン内に動員ポイント+2を得る。 配置された学会は動員カードとして扱う。 ●学説カード 16枚 ・【集落の遺跡】【古代】文明ポイント1 動員コスト1 特殊効果無し ・【河川文明】【古代】文明ポイント2 動員コスト3 特殊効果無し ・【大王の墓陵】【古代】文明ポイント2 動員コスト4 年表に置かれた時に、好きな山札から1枚引ける。 ・【人類発祥の地】【古代】文明ポイント3点 動員コスト5 年表に置かれている間、その文明側は古代に配置する時の必要動員コスト-1 ・【民族大移動】【古代】文明ポイント1点 動員コスト3 年表に置かれている間、"人類発祥の地"を裏返して無効化できる。 ・【国家の成立】【古代】文明ポイント4 動員コスト6 年表に配置された時に、その文明側の任意の動員カードを2枚山札に戻す。 ・【芸術品】【中世】文明ポイント1 動員コスト1 特殊効果無し ・【平民文化】【中世】文明ポイント2 動員コスト2 特殊効果無し ・【戦乱の城壁跡】【中世】文明ポイント2 動員コスト4 年表に置かれた時に、好きな山札から1枚引ける。 ・【聖地】【中世】文明ポイント3点 動員コスト5 年表に置かれている間、その文明側は中世に配置する時の必要動員コスト-1 ・【聖地奪還の遠征軍】【中世】文明ポイント1点 動員コスト3 年表に置かれている間、"聖地"を裏返して無効化できる。 ・【千年王国】【中世】文明ポイント4 動員コスト6 年表の古代に学説カード2枚以上配置されてなければ、千年王国は配置できない。 配置後に古代の学説が全て取り除かれた場合、千年王国は山札に戻る。 ・【世紀の大発明】【近世】文明ポイント1 動員コスト1 年表に置かれた時に、好きな山札から1枚引ける。 ・【大陸の征服者】【近世】文明ポイント2 動員コスト4 年表に置かれた時、相手側の近世にある学説カード1枚を山札に戻せる。 ・【航海王】【近世】文明ポイント3 動員コスト5 年表に置かれた時、相手の手札から2枚までランダムに選び山札に戻せる。 ・【革命】【近世】文明ポイント4 動員コスト6 配置した時、両プレーヤーの手札を全て山札に戻す。 ■補足説明■ ・山札にカードを戻す優先順位は そのターンのプレーヤーが使ったカード → 効果先(複数なら指定した順番) 反論の効果で4枚の動員カードを戻す場合は、戻すプレーヤーが4枚の順番を決める。 ・妨害工作の効果を打ち消す時の妨害工作は、動員コストを必要としない。 ・"聖地奪還の遠征軍"の"聖地"を無効化する効果は、自分の年表に適応しなくても良い。 ・"民族大移動"の"人類発祥の地"を無効化する効果も、自分の年表に適応しなくても良い。 ・裏返された学説カードは、文明ポイントも効果も一時的に失われる。表に戻れば ポイントも効果も通常通り加算され機能する。 ーバージョン1.1との変更点ー ・ゲーム中に使われる物の解説のテキスト加筆。 ・訂正;配置フェイズ → 動員フェイズ。 ・カードの種類に【派遣調査隊】を追加。 ・【妨害工作】のテキスト修正。 ・【反論文】のテキスト修正。 ・【革命】のテキスト微修正。